完全にノンフィクションはMISOJI COLLING 2017に出演します。
今回は自薦ゴリ押しの末、出演させてもらうことになった。主催の方々には会う度に、ビールでベタベタになったライブハウスのフロアに額を擦り付け、出して下さいとお願いをした。それでも保留の期間があった。短気なおれは堪忍袋の緒を引き千切り、完ノン出さないと過去の黒歴史晒すぞ!と240さんとコムくんを脅した。それでやっと出演のOKが出た。
という夢を見た。
実際はこちらから出たいと依頼をしたが、大枠はほとんど決まっていたようで、それでも完ノンサイドがしつこくて、出演枠が埋まっていたのにも関わらず無理からタイムテーブルにねじ込んで頂いた。
さらに後でこの対談記事を読んで、あああ無理強いしちゃってゴメンなさいってなった。
http://misoji2017.pst.jp.net/?page_id=23
このイベントは、ただ良いアーティストを集めるんじゃなくて、今までに起きたことがない化学反応を狙っているのだなと思った。CHAIと愛はズのくだりとか。その化学反応は一辺倒ではなく、今も広がりを見せている。
あとコムくんがFMWのことを言っていたけど、2016年のMISOJI COLLINGに遊びに行った時は確かにそれに近いものを感じた。FMWはめちゃくちゃだったけど。めちゃくちゃだったけど、めちゃくちゃ青春だった。
MISOJI COLLINGは「ちゃんと実験やろう」という感じがする。このアーティストとアーティストが出会ったらこんな化学反応が起こるかもしれないという仮説をちゃんと持っている。それはこの関西のシーンに身を投じ続けてきた三十路にしかできない大掛かりな実験。
実験の結果次第では、あなたが2017年に追いかけるアーティストが増えるかもしれない。
目当てのアーティストがいるなら、その前後のアーティストも観よう。化学反応は絶対起こる。タイムテーブル作った人を信用しよう。一応全アーティスト観ようと思えば観れる。いや厳しいか。今年から会場増えたし。いや、去年コムくんは全アーティスト観るためにチャリで駆け回っていたな。
おれも実際去年カスタムノイズのあとにEmu sickS観て、こいつらカスタムノイズ好き過ぎやろ!ってなって、そこからEmu sickS好きになった。ナードマグネットもその日に初めてちゃんと観て大好きになった。
当日は四月のはじめのあの気候の中。
想像できる。
ネイブ一発目でええライブかましたあと、休憩がてら堀江公園でまで歩く。桜の模様が描かれたスーパードライを飲みながら別所くんが言う。
「かーっ!今日はスーパードライやなあ!」
完全にノンフィクション
上野友也